注意・トラブル対処について

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キシラデコールシリーズや
キシラデコール

Q. キシラデコールは自然発火することがありますか?
A.

塗料が染み込んだボロ布や新聞紙は、塗料が乾燥する過程で発熱・発火する危険性があります。
このことから、かならず十分な水に浸して、廃棄してください。
キシラデコール、キシラデコールフォレステージ、キシラデコール白木やすらぎ、水性キシラデコールエクステリアが該当商品となります。

Q. 使用したキシラデコールの残りを保管して、後日使うことができますか?
A.

使用後のハケなどの後始末は、乾かないうちに油性塗料用うすめ液でよく洗って陰干ししてください。
残った塗料を保存する場合は、缶のふたをしっかり閉め、雨水、直射日光、高温、多湿、潮風をさけて保管してください(開封後は、なるべく早くお使いください)。

塗装後に残った塗料を廃棄する時、少量の場合は、ボロ布や新聞紙などに吸収させて十分水に浸してから処分してください。
なお、多量の場合は、産業廃棄物として、廃棄業者に依頼してください。
塗料を拭き取ったボロ布などは、自然発火の恐れがありますので、十分水に浸してから処分してください。

Q. キシラデコール塗装で発生するトラブルの主な原因は?
A.

実際の塗装トラブルは、原因が一つで生じることはまれで、複数の原因が重なりあって発生することが多いものです。キシラデコール塗装で発生するトラブルの主な原因は次のとおりです。

  • 1. 高含水率材(乾燥不十分の材・雨天時、あるいは雨天直後)への塗装
  • 2. 塗布量・塗布回数の不足
  • 3. 他の塗料や溶剤との混合
  • 4. 低温時(5℃以下)又は高湿度(85%)での塗装
  • 5. 塗り重ね乾燥時間の不足
  • 6. 被塗布材の塗装前、塗装後の不適切な保管

塗り重ね乾燥時間は、12時間以上必要です。
未乾燥のうちに重ね塗りをすると、乾燥が長引くことがありますのでご注意ください。
雨天の日、多湿時(相対湿度85%以上)、または低温時(5℃以下)の塗装はお控えください。木材が湿っていると塗料の吸込みが悪くなりますので、雨の直後の塗装や水洗いしてすぐの塗装はお避けください。

Q. キシラデコールを塗装したところ、塗装見本色より薄めの色に仕上がってしまったのはどうしてでしょうか?
A.
  • 1. キシラデコールは着色剤として顔料が含まれておりますが、これらの顔料粒子が缶の底に沈殿しています。使用前に十分撹拌しないと上澄み液を塗装することになり、実際より薄めの色に仕上がってしまいます。
    開栓する前に缶を十分に振り、開栓後は棒で良くかきまぜてください。使用中も良くかきまぜてください。
  • 2. 木材の含水率が高い場合、キシラデコールの付着量が不足して色が薄く仕上がります。含水率を測定してください。
    針葉樹材では25%以下、広葉樹材では20%以下になるまで乾燥させてください。
    理想的には15%程度まで乾燥させてください。
  • 3. 木材の種類(新材・古材)、樹種によって吸い込みが異なったり、木肌の色が影響して、仕上がりが塗装見本色と異なることがあります。
  • 4. 塗装前に必ず試し塗りをしてからご使用ください。
Q. キシラデコールカラレス(#101)の屋外での単独使用は、なぜいけないのでしょうか?
A.

キシラデコールカラレス(#101)は、有色キシラデコールの下塗り剤として設計されており、防腐・防カビ・防虫成分は含まれていますが、紫外線をカットする顔料が含まれておらず日焼けや変色を防止できないため、クリヤーとしての単独使用はお避けください。

Q. キシラデコールワイス(#114)は、なぜこまめな塗り替えが必要なのでしょうか?
A.

キシラデコールワイスは、防腐・防カビ・防虫成分の他に耐候性の維持のために顔料(酸化チタン)が含まれておりますが、白色のため汚れが目立ちやすく、また、有色のキシラデコールの中では耐候性が比較的弱い色です。こまめに塗り替えて使用されることをおすすめします。

Q. キシラデコールを塗装したが、間違えて濃い色を塗ってしてしまいました。薄くすることは出来ますか?
A.

キシラデコールは木目の美しさを生かす浸透性タイプの木材保護塗料のため、塗装すると有効成分や顔料が被塗物(木材)に深く浸透し付着します。

そのため一度塗装した色(顔料)を化学的な方法で完全に取り除くことは不可能です。狭い面積ならば木材表面に付着している色(顔料)をサンドペーパーで研磨すれば若干薄くすることは出来ると思います。

従って、キシラデコールを塗装される前に必ず試し塗りをし、仕上がりの色を十分に検討してから塗装されることをおすすめいたします。

Q. キシラデコール塗装後に強い横殴りの雨が降り、被塗装材の桁部位より、雨水と混ざって漆喰壁に流れ、壁や基礎のコンクリートに涙目状に広がり淡黄褐色に汚染した。除去方法は?
A.
  • 1. 木材に含まれている抽出成分が雨水によって溶け出し、漆喰影(アルカリ性)に接触し漆喰壁面を汚すことがあります。これをアルカリ汚染といいます。アルカリ汚染はpHが11以上になると急激に発生します。
    汚染の色は樹種によって異なりますが、一般的には黄色から黄褐色に汚染することが最も多いといえます。
  • 2. アルカリ汚染の除去は、pH7に調整した濃度2~10%の過酸化水素(塗布すると泡が盛んに出る新品を使用する)除去すると効果があります。
    除去後時間を置いてから漆喰で再塗装する場合は、水洗の必要はありません。
    しかし、除去後時間を置かないで再塗装する場合は、水洗後乾燥させる必要があります。
  • 3. 汚染除去が大変な場合は、汚れた漆喰の上に直接カチオン系樹脂塗料を塗装してください。塗装方法は酢酸ビニルエマルション塗料を塗る要領で塗装してください。
Q. 木材に鉄汚染が発生した場合の除去方法は?
A.

鉄クギなどの鉄イオンや銅イオンが木材に付着すると変色を起こします。
鉄イオンは0.8mg/m2で黒色の汚染を生じさせます。この反応はタンニンなどのフェノール性水酸基と鉄イオンが反応して錯化合物(タンニン鉄)をつくり出すことによるものです。

金属汚染はタンニンが多い樹種(マツ・カラマツ・クリ材など)やpHが低い樹種、含水率が高い木材に多く発生します。

除去方法は、シュウ酸(5%)を塗布し、次に第一リン酸ナトリウム(5%)を塗布してください。

※シュウ酸は劇物のため、薬局で購入の際、印鑑が必要です。

Q. 南洋材にキシラデコールを塗ったところ着色ムラが出たのはなぜでしょうか?
A.

アフリカ産より東南アジア諸国から輸入される南洋材に多発する現象です。
水の中に住んでいるバクテリアによって、木材の細胞膜が部分的に食べられ、その部分でのキシラデコールの木材への吸収が多くなるからです。
キシラデコールカラレス(#101)で前処理(下塗り)しても着色ムラを十分に防げないことがあります。

Q. 合板(シナベニアなど)にキシラデコールを塗装すると着色ムラが生じた。その原因と防ぐ方法は?
A.

合板の表層ベニアに接着剤が滲みだしていることが多く、キシラデコールを塗ったとき、吸収量が部分的に違うため斑点や着色ムラが生じたり、ときには色あせが起こります。
多少濃いめに仕上げて、目立たなくするくらいしか方法はありません。

上塗り有色品とカラレスを3:2(または1:1)程度に混合したものを下塗りし、よく拭き上げた後上塗りを行えば多少着色ムラを防ぐことができます。
合板や集成材にキシラデコールを塗装した場合、接着剤に影響する心配はありません。

Q. 木材の劣化や変色の原因は?
A.

木材の劣化や変色はいろいろな要因が複雑にからみあって生じます。日光(紫外線)によって木材表面は「日焼け」を生じ、さらに雨水によって溶脱されて「ヤセ」「灰化」が生じます。

ある種のカビは陽のあたる条件でもよく繁殖し、木材表面や内部を黒く変色させます。木材腐朽菌による腐れや木材害虫(ヒラタキクイムシ・ナガシンクイムシ・シロアリなど)の食害によって木材の強度は大きく低下します。木材の劣化や変色のメカニズムは下図の通りです。

キシラデコールアクオステージ

Q. 防腐・難燃・準不燃・不燃などの加圧注入木材への塗装は?
A.

薬剤の析出、塗料のはじき、塗装面の汚染や着色不良などのおそれがありますので塗装はお避けください。

Q. 使用したキシラデコールアクオステージの残りを保管して、後日使うことができますか?
A.

残った塗料を保存する場合は、缶のふたをしっかり閉め、雨水、直射日光、高温、多湿、潮風をさけて保管してください(開封後は、なるべく早くお使いください)。

塗装後に残った塗料を廃棄する時、少量の場合は、ボロ布や新聞紙などに吸収させて十分水に浸してから処分してください。多量の場合は、産業廃棄物として、廃棄業者に依頼してください。塗料を拭き取ったボロ布などは、自然発火の恐れがありますので、十分水に浸してから処分してください。

また、使用後のハケなどの後始末は、乾かないうちに水などでよく洗って陰干ししてください。

Q. キシラデコールアクオステージが色見本の様な色に仕上がりません。
なぜでしょうか?
A.

キシラデコールアクオステージは耐候性顔料を高濃度に配合した水性高着色塗料です。そのため、ご使用前は顔料が缶底に沈降しています。特に比重の大きい(重い)赤系の顔料が含まれている色は、沈降した顔料を事前にしっかりとほぐす必要があります。塗装前の撹拌が不足していると上澄みを塗ることになり、薄く仕上がってしまいます。特に #405カスタニ、#407マホガニ、など赤系の品番は、黄色っぽく仕上がります。使用前に、必ず角棒などで缶底からしっかり顔料をほぐすよう混ぜたあと、缶をよく振ってご使用ください。

詳しい混ぜ方は「塗料の混ぜ方」の動画をご覧ください。

キシラデコールコンゾラン

Q. 使用したキシラデコールコンゾランの残りを保管して、後日使うことができますか?
A.

塗料を完全に密封して、冷暗所に保管したときは短期間であれば使用することが可能です。
しかし、塗料を密閉せずに保管した場合には溶媒である水の蒸発とともに、塗料表面が乾き皮張りしてきます。

この膜は塗料に混入すると再溶解しないため、塗膜中につぶやかすとなって残留し、仕上がり不良の原因となりますので使用しないでください。
使用しないときは必ず容器を密閉し、材料の貯蔵は必ず冷暗所に保管するようにしてください。

Q. キシラデコールコンゾランを塗装したとき、タンニンなどの樹液のにじみ(ブリード)を防ぐよい方法は?
A.

キシラデコールコンゾランの塗膜は通気性があるため、ヤニやシミなどの木材抽出成分を防ぐことができないため、汚れが目立つことがあります。新築施工時、ヤニやシミの汚れは中性洗剤、あるいはアルコールでよく拭き取ってください。脱脂乾燥木材を使用した場合でも、稀にヤニが発生することがあります。

タンニン等の木材抽出成分が滲み出した場合に、ワイスなどの淡い色では淡黄色が目立ちやすくなります。また、濃い色ではヤニのロウ成分が白化した場合には目立ちやすくなります。

Q. 玄関ドアの木部にキシラデコールコンゾランを塗装したところ、塗装面どうしが接着してドアが開かなくなってしまいました。何か良い方法はありますか?
A.

キシラデコールコンゾランの塗膜は密着性が良い分だけ塗膜どうしが接触したときは、逆に剥がれなくなる危険性があります。これを防ぐには、通気性を妨げることになりますが接触する面どうしの塗膜にエアゾールタイプのシリコンスプレーを塗布してください。

Q. 木材に発生したクラック(割れ)の補修方法は?
A.
  • 1. 微小な割れは、ウッドパテで埋め込みを行い、表面をヘラで平滑にしてから、P240番手のサンドペーパーで研磨してください。
  • 2. 大きな割れは、バックアップ材(目地底に詰める合成樹脂系の発泡材でボンドブレーカーともいう)を埋めて、目地を浅くしてから、木粉やクルミ粉を水性木工ボンドやエポキシ樹脂で良く練り合わせて埋め込み、表面をヘラで平滑にしてください。
  • キシラデコールコンゾランについて、木材の割れを補修する場合、パテはエポキシ系のウッドパテを、コーキングはウレタン系またはアクリル系を使用してください。
Q. キシラデコールコンゾランのワイス(#514)やレッド(#551)を塗装した時に下地が透けて見えて完全に隠ペイできない被塗材があります。この対策は?
A.

キシラデコールコンゾランのワイス(#514)やライトアイボリー(#554)、レッド(#551)、ブリリアントイエロー(#550)を塗装する場合、下地が透けることがあります。 ワイス(#514)やライトアイボリー(#554)を塗装する場合はシルバグレイ(#509)の下塗りを、レッド(#551)やブリリアントイエロー(#550)を塗装する場合はワイス(#514)の下塗りをおすすめします。

Q. キシラデコールコンゾランは加圧注入処理木材に塗装できますか?
A.

防腐、難燃、準不燃、不燃などの加圧注入処理木材は、薬剤の析出、塗料のはじき、塗膜の汚染や密着不良などのおそれが、また熱処理材は密着不良をおこすおそれがありますので塗装はお避けください。

キシラデコールインテリアファイン・キシラデコールインテリアファイントップコート

Q. キシラデコールインテリアファインを攪拌する際に注意する点はありますか?
A.

キシラデコールインテリアファインを攪拌する際、缶を振ることによって生じる塗料中の泡が問題になります。キシラデコールに比べて泡が消えにくいので、そのままではハケの含みが悪く、きれいに仕上がりません。

下げ缶に移した後、泡が消えるのを待って、塗る前に再度、泡がかまないようにハケで軽く攪拌してください。

Q. キシラデコールインテリアファインを塗装後、室内で色落ちや衣服を汚すことがありますか?
A.

頻繁に手を触れる部位は、色落ちや衣服を汚すことがありますので、乾燥後ウエスなどで乾拭きするか、キシラデコールインテリアファインのカラレス(#901)、または、キシラデコールインテリアファイントップコートを上塗りしてください。

Q. キシラデコールインテリアファインは加圧注入処理木材に塗装できますか?
A.

防腐、難燃、準不燃、不燃などの加圧注入処理木材は、薬剤の析出、塗料のはじき、塗装面の汚染や着色不良などのおそれがありますので塗装はお避けください。

Q. キシラデコールインテリアファインは自然発火することがありますか?
A.

キシラデコールインテリアファインはアクリル樹脂を使用した塗料ですので自然発火することはありません。

Q. 使用したキシラデコールインテリアファインの残りを保管して、後日使うことができますか?
A.

保管状況(残液量、保管期間、温度など)により異なります。一度開封したキシラデコールインテリアファインは、なるべく早く使いきっていただきますようお願いいたします。

Q. テーブルトップ、カウンターに使用できますか?
A.

キシラデコールインテリアファイン塗装面は、水の接触により白濁したり、熱い器を塗装面に置くことにより輪ジミが残ったりする可能性があります。テーブルトップやカウンターなど水が頻繁に接触したり、熱い器が置かれる可能性がある部位へは使用しないでください。

キシラデコールUA

Q. キシラデコールUAは水性ですか、油性ですか?
A.

本製品は油性塗料ですので取扱いの際は火気厳禁でお願いします。塗装の際は、必ず換気をしながら作業を行ってください。
また、塗装後もしばらく換気を行ってください。

Q. キシラデコールUAを塗装することによって白華現象はどのくらい抑えられますか?
A.

建物構造、使用環境、不燃材の種類により、不燃薬剤の溶出の程度は異なります。キシラデコールUAを塗装しても、早期で薬剤の溶出による白華、塗膜の膨れ、剥がれが生じる場合があります。

水性キシラデコールエクステリア

Q. 間違えて濃い色の水性キシラデコールエクステリアを塗ってしまいました。塗り替えはできますか?
A.

水性キシラデコールエクステリアは浸透性タイプなので、一度塗装した色(顔料)を化学的な方法で完全に取り除くことはできません。色を塗る前に十分検討し、必ず試し塗りをしてから塗装してください。

Q. 塗装作業を中断(短時間)する時はどうすればよいですか?
A.

塗装作業を中断する場合は、必ず刷毛を塗料に浸してください。容器のふたは確実にしめ、再塗装時はよく混ぜてお使いください。

Q. 使用した水性キシラデコールエクステリアの残りを保管して、後日使うことができますか?
A.

一度 開封しましたら極力使い切ってください。どうしても残す場合は密栓後、冷暗所での保存をおすすめしますが、一度開封された商品については品質を保証しかねますので、できるだけ早くお使いください。

Q. パウチの上部と下部で、色の濃さが違って見えますが?
A.

顔料成分が分離・沈殿し、上部と下部で、色の濃さが違って見えますが、性能には問題ありません。容器記載の方法で十分均一にしてから、ご使用ください。

水性キシラデコールウッドコート

Q. 間違えて濃い色の水性キシラデコールウッドコートを塗ってしまいました。塗り替えはできますか?
A.

水性キシラデコールウッドコートは半造膜性タイプなので、一度塗装した色(顔料)を化学的な方法で完全に取り除くことはできません。色を塗る前に十分検討し、必ず試し塗りをしてから塗装してください。

Q. 塗装作業を中断(短時間)する時はどうすればよいですか?
A.

作業を中断する時は塗料にハケを浸し、さらにラップなどで空気が入らぬよう容器全体をおおってください。容器のふたは確実にしめ、再塗装時はよく混ぜてお使いください。

Q. 使用した水性キシラデコールウッドコートの残りを保管して、後日使うことができますか?
A.

一度 開封しましたら極力使い切ってください。どうしても残す場合は密栓後、冷暗所での保存をおすすめしますが、一度開封された商品については品質を保証しかねますので、できるだけ早くお使いください。