キシラデコールの安全性に対する考え方

住居に使用する塗料には、屋内用、屋外用それぞれに作業者、居住者、環境への安全が求められます。有効成分やその他の原料を混ぜ合わせて、「木材保護塗料」という製品に仕上げるためには、有効成分ひとつひとつの毒性に関して調査するだけでは十分ではありません。有効成分が他の原料との相互作用で、成分単体とは異なる結果を示すことも考えられるからです。
大阪ガスケミカルでは全ての商品において、医薬・農薬・化粧品の安全性試験に準拠した様々な試験を行い、安全性を確認しています。
※屋内用の塗料については、室内環境をに配慮した試験も行っています。

屋外用Xyladecor

試験に裏付けられた信頼性

キシラデコールは、急性毒性試験、発がん性の指標となる変異原性試験、生殖毒性試験などを行い、安全性を確認しています。

  • 急性経口毒性試験 実験体に食べさせて吸収
  • 急性吸入毒性試験 実験体に吸わせて吸収
  • 急性経皮毒性試験 実験体に塗って皮膚から吸収
  • Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals

    キシラデコールは、すべての試験で最も毒性が低い区分

    GHS対応ガイドライン
    【区分5】

    毒物・劇物取締法には
    該当しません

    ※GHSは化学品の危険有害性を示す世界基準です。
    JIS Z 7252のGHS区分では、区分外となります。

  • 変異原性試験

    細菌を用いたAMES試験もしくは動物性細胞を用いた小核試験・染色体試験において、変異原性が無いことを確認しています。「変異原性」は、発がん性の一つの指標です。

  • 皮膚感作性試験

    皮膚感作性試験は、接触アレルギー性を確認する試験です。キシラデコールは皮膚感作性試験により、アレルギー性でないことを確認しています。

屋内用キシラデコールインテリアファイン

試験に裏付けられた信頼性

F☆☆☆☆(ホルムアルデヒド放散等級)

(一般社団法人)日本塗料工業会登録
製品名 キシラデコール
インテリアファイン
キシラデコール
インテリアファイン
トップコート
認定番号 N22004 N22005
ホルムアルデヒド
放散等級
F☆☆☆☆ F☆☆☆☆

キシラデコールインテリアファイン及び キシラデコールインテリアファイントップコートは、改正建築基準法により、ホルムアルデヒドの放散量が最も少ないレベルに区分され、 居室での使用制限を受けません。

厚生労働省「食品衛生法 おもちゃ又はその原材料規格」

平成20年3月31日「食品、添加物等の規格基準」(厚生省告示第370号)に改正された「食品衛生法 おもちゃ又はその原材料規格」に適合しており、溶出基準の定められる主な項目は以下の重金属です。

カドミウム、鉛、ヒ素

欧州玩具安全規格

欧州連合(EU)の欧州玩具安全基準(EN71Part3)に適合。子供が誤って玩具類を口に入れた場合に、その影響を最小限にとどめられるように設けられた有害物質含有量の許容基準で、定められる物質は以下の重金属です。

アンチモン、ヒ素、バリウム、鉛、セレン、カドミウム、 水銀、クロム

文部科学省「学校環境衛生基準値揮発性有機化合物」

2002年2月に改訂された学校環境衛生の基準に適合しており、学校施設における定期環境衛生検査の対象となっているホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、スチレン、エチルベンゼン、パラジクロロベンセンを使用していません。

厚生労働省「室内濃度指針」

厚生労働省が定めた建材などから発散される体内への影響が懸念される13物質とその室内濃度指針値において、キシラデコールインテリアファイン及びキシラデコールインテリアファイントップコートは指針値以下です。指針値は、現時点で入手可能な毒性に係る科学的知見から、ヒトがその濃度の空気を一生涯にわたって摂取しても、健康への有害な影響は受けないであろうと判断される値を算出したものです。厚生労働省が定めた物質は、以下の13物質です。

ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン、エチルベンゼン、スチレン、クロルピリホス、フタル酸ジ-n-ブチル、テトラデカン、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル、ダイアジノン、アセトアルデヒド、フェノブカルブ、総揮発性有機化合物量(TVOC)

天然成分=安全とは限らない

昨今自然志向が強まっており、食物だけではなく直接肌に触れる化粧品などにも「天然成分配合」と記されているものが増えています。しかし、天然由来の物質であれば全て人体に安全であるという“思い込み”には気を付ける必要があります。自然界に存在している時点では安全な成分でも、塗料や防蟻剤といった工業製品になった時点でどのように変化するのかは別の問題なのです。安全性に関してひとつの成分に対してではなく「木材保護塗料」として完成時に判断する視点が必要です。

FAQよくあるご質問と回答

  • キシラデコールにはホルムアルデヒドが入っているのでしょうか?
    キシラデコールシリーズ(キシラデコール・キシラデコールフォレステージ・キシラデコールコンゾラン・キシラデコールインテリアファイン、キシラデコールインテリアファイントップコート、水性キシラデコールエクステリア)およびコンゾランには、シックハウス症候群の原因と言われておりますホルムアルデヒドは使用しておりません。
  • キシラデコールに使用される有効成分が蒸気となって、体内に吸い込むことはありませんか?
    キシラデコールに使用される有効成分(木材防腐・防カビ剤、防虫剤)は安全性を評価したうえで使用しております。蒸気圧は極めて低く、難揮発性のため、直接口に入れない限り蒸気となって体内に取り込むことはありません。

    また、これら有効成分は木材中に浸透し樹脂により固着されるため、塗装面からの揮散は実際上ありません。
  • キシラデコールを塗った後、子供が触ったり、その手をなめても大丈夫ですか?
    塗装後、十分に乾燥していれば特に問題はありません。キシラデコールは、医療機関によるヒト皮膚刺激性試験(パッチテスト)においても、皮膚への安全性が確認されています。
    しかし、幼児が直接なめたり、食べ物と直接触れるような箇所への塗装は避けてください。キシラデコールに限らず、どんな塗料でも塗装面を直接触ったり、なめたりすることはおすすめできません。
  • 動物園の木造動物舎(シカ、キリンなど)や犬小屋などにキシラデコールを塗装しても大丈夫でしょうか?
    ペットなどが継続的になめたり、かじったりする可能性のある箇所については、使用しないでください。
  • キシラデコールを塗った木材は廃棄しても大丈夫ですか?
    キシラデコール塗装材を廃棄の際は、建築廃材として無塗装材に準じて廃棄できます。廃棄上法的に規制対象となる成分は、キシラデコールには使用されていません。

キシラデコールの環境への影響

大気汚染について

大気汚染防止法 施行令第10条の特定物質に該当する成分を使用しておりません。

水質汚濁について

水質汚濁防止法 施行令第2条で規制されているカドミウム、鉛、六価クロム、砒素、水銀などの重金属は、キシラデコールの成分として使用しておりません。

環境ホルモンについて

環境省から公表されている内分泌撹乱作用の疑いのある化学物質のリスト(環境ホルモン戦略計画SPEED'98, 2000年11月改訂版)にはキシラデコールの成分は含まれておりません。
外因性内分泌撹乱化学物質