キシラデコールコンゾランQ&A

Frequently Asked Questions
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Q. 使用したキシラデコールコンゾランの残りを保管して、後日使うことができますか?
A.

塗料を完全に密封して、冷暗所に保管したときは短期間であれば使用することが可能です。
しかし、塗料を密閉せずに保管した場合には溶媒である水の蒸発とともに、塗料表面が乾き皮張りしてきます。

この膜は塗料に混入すると再溶解しないため、塗膜中につぶやかすとなって残留し、仕上がり不良の原因となりますので使用しないでください。
使用しないときは必ず容器を密閉し、材料の貯蔵は必ず冷暗所に保管するようにしてください。

Q. キシラデコールコンゾランを塗装したとき、タンニンなどの樹液のにじみ(ブリード)を防ぐよい方法は?
A.

キシラデコールコンゾランの塗膜は通気性があるため、ヤニやシミなどの木材抽出成分を防ぐことができないため、汚れが目立つことがあります。新築施工時、ヤニやシミの汚れは中性洗剤、あるいはアルコールでよく拭き取ってください。脱脂乾燥木材を使用した場合でも、稀にヤニが発生することがあります。

タンニン等の木材抽出成分が滲み出した場合に、ワイスなどの淡い色では淡黄色が目立ちやすくなります。また、濃い色ではヤニのロウ成分が白化した場合には目立ちやすくなります。

Q. 玄関ドアの木部にキシラデコールコンゾランを塗装したところ、塗装面どうしが接着してドアが開かなくなってしまいました。何か良い方法はありますか?
A.

キシラデコールコンゾランの塗膜は密着性が良い分だけ塗膜どうしが接触したときは、逆に剥がれなくなる危険性があります。これを防ぐには、通気性を妨げることになりますが接触する面どうしの塗膜にエアゾールタイプのシリコンスプレーを塗布してください。

Q. 木材に発生したクラック(割れ)の補修方法は?
A.
  • 1. 微小な割れは、ウッドパテで埋め込みを行い、表面をヘラで平滑にしてから、P240番手のサンドペーパーで研磨してください。
  • 2. 大きな割れは、バックアップ材(目地底に詰める合成樹脂系の発泡材でボンドブレーカーともいう)を埋めて、目地を浅くしてから、木粉やクルミ粉を水性木工ボンドやエポキシ樹脂で良く練り合わせて埋め込み、表面をヘラで平滑にしてください。
  • キシラデコールコンゾランについて、木材の割れを補修する場合、パテはエポキシ系のウッドパテを、コーキングはウレタン系またはアクリル系を使用してください。
Q. キシラデコールコンゾランのワイス(#514)やレッド(#551)を塗装した時に下地が透けて見えて完全に隠ペイできない被塗材があります。この対策は?
A.

キシラデコールコンゾランのワイス(#514)やライトアイボリー(#554)、レッド(#551)、ブリリアントイエロー(#550)を塗装する場合、下地が透けることがあります。 ワイス(#514)やライトアイボリー(#554)を塗装する場合はシルバグレイ(#509)の下塗りを、レッド(#551)やブリリアントイエロー(#550)を塗装する場合はワイス(#514)の下塗りをおすすめします。

Q. キシラデコールコンゾランは加圧注入処理木材に塗装できますか?
A.

防腐、難燃、準不燃、不燃などの加圧注入処理木材は、薬剤の析出、塗料のはじき、塗膜の汚染や密着不良などのおそれが、また熱処理材は密着不良をおこすおそれがありますので塗装はお避けください。