塗装時期　２０２３年９月
木質の質感や魅力をより引き出すことを配慮して選定しています。また、木材の無垢材のままでは不足している防滴性や防汚性、耐久性などの機能を向上させるために必要となる塗料を選定します。屋内は木の風合いを残す塗料、外に置くものなら、水や紫外線に強いタイプの塗料を選びます。定期的な塗り替えを考慮し、メンテナンスのし易い個所に自然塗料を採用しています。季節や湿度の変化に応じて膨張と収縮を繰り返す木材の「呼吸」の妨げにならない塗料を検討します。二酸化炭素を吸収する木材を、地域環境のために極力保存するための手段として、塗料の採用を考えます。リサイクルの際に有害にならない材料選定を心掛けています。樹種により異なる木目や風合いが残る塗料を選定します。
※第8回木質建築空間デザインコンテスト　一般建築部門賞作品