DIYホーム DIY塗装事例 キシラデコールDIY講座 ベランダが物置スペースになったり、洗濯物を干すだけの殺風景な空間になっていませんか? 今のベランダを何とかしたいと思っている方へ、スノコをペイントするだけでできるベランダリフォームとおうち菜園作りを紹介しましょう 部屋続きに菜園があると成功率が断然高くなる 庭や畑がなくても、おうち野菜をつくる方法。それはベランダ活用です。朝起きては様子を見、家事の合間に水やりをしたり肥料を与えたり。ベランダに菜園があれば、部屋続きで動けるので、植物の世話が苦になりません。植物は手をかけるほど答えてくれます。 今から育てるなら、ルッコラ、ミニダイコン、ジャガイモなど秋植えの野菜や、ネギ、レタスなど葉ものの常備野菜。夏が終わればニンジンやダイコン、ラディッシュ、コマツナなどの冬野菜が、プランターや鉢植えで育てられます。 植物の容器はコンクリートのベランダの床にじかに置くと、暑さや寒さの影響をもろに受けるので、床面と壁面を木製のスノコを使ってリフォームすれば植物のためにも快適な環境になります。スノコの耐久性を増すため、好みの色でペイントすると見た目もおしゃれで一石二鳥です。 既製品のスノコにペイント、ポイントは塗料選び ベランダサイズを測ってスノコの枚数を出しましょう。市販のスノコの素材には、杉、桧、桐、SPF材などいろいろありますが、ペイントするためにはSPF材が適しています。ここで重要なのが塗料選び。ベランダ園芸のための塗装は、ただカラーを楽しむだけではなく、水や土を使うので耐久性に富んだものを選ぶこと。木材の中までしっかり浸透し防腐、防虫効果が長期間持続する塗料・キシラデコールがおすすめです。性能の高さから、プロの間ではよく使われる塗料ですが、 アドバイザー磨田(とぎた)孝一郎さん クラフトデザイナー。家具や什器製作の他、彫刻、テーマパークの演出など幅広い分野で活躍中。 アドバイザーから一言 ベランダで「木」の素材の自然なぬくもりを味わいませんか?木は、そったり割れたりするからイヤという方もいますが、ペイントで耐久性が増し、好みの色でホッとなごめるのが木の魅力です。 「スノコ」を床にも壁にも活用 既製品で売られている「スノコ」の素材には杉、桧、桐、SPFなど種類があります。ペイントするにはSPF材が適しています。 ①スノコ(必要枚数) ②キシラデコール(パリサンダ、ワイス、タンネングリーン)③コテバケ用受け皿 ④養生シート ⑤手提げ缶 ⑥コテバケ ⑦ハケ ⑧すき間ベンダー ⑨サンドペパー ⑩サンドペーパー用パッド ペイントしてみよう! 塗料を攪拌(かくはん) 塗料カンの角を1ヵ所、台に当てて、両手で左右にゆらすとラクに攪拌できます。 ハケさばき 新しいハケを使う場合は、両手で左右に回して抜けやすい毛を落としましょう。 細部から塗る 塗装するときは、木口など細かいところから先に塗りましょう。 すき間はベンダーで塗る スノコの板のすき間は、ベンダーを使って塗るとラクにきれいに塗れます。 広い面はコテバケで塗る スノコの表面の広い面は、コテバケを使って塗ると早く塗れて便利です。表面は二度塗りをおすすめします。 プランターカバーも 残ったスノコを利用して、プランターカバーを作り、お好みの色に塗りましょう。 さあ、施工してみよう! 壁の取り付けはフェンス用固定金具で フェンスの手すりに、スノコの壁を取り付けるために、フェンス用金具を使います。 フェンスの横木にスノコ壁を フェンス用固定金具に取り付けた横木に、スノコをタテに引っ掛けていきます。 木ネジでとめる フェンスの横木とスノコのサンを、木ネジで固定しましょう。 スノコの裏にの耐水ゴムを貼り付け 床に敷くスノコの耐水性を高めるため、スノコの脚に直接耐水ゴムを貼り付け スノコを敷きつめる ベランダの大きさに合わせて調整し、敷きつめます。 床のミゾ部分は空ける 床のスノコは、ベランダの端のミゾ部分には乗らないよう、少しすき間をあけて おきましょう。 完成 スノコで作ったとは思えないような、シックなベランダに仕上がりました。あなたのお好みのカラーでトライしてみましょう。