キシラデコールシリーズ 製品情報

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キシラデコールの安全性・成分データ・環境への影響

キシラデコールの安全性

1 作業者への安全性

キシラデコールは木材防虫剤、木材防腐・防カビ剤を配合した屋外用のステインタイプの油性塗料です。有機溶剤が含まれていますので、作業中(ハケ塗り可、スプレー塗装不可)および乾燥するまでは換気を良くし有機溶剤による中毒の防止や臭気の低減に配慮してください。

2 居住者への安全性

キシラデコールの塗装後、乾燥するまでは、有機溶剤による中毒防止や臭気低減のため換気に配慮してください。また木材防虫剤、木材防腐・防カビ剤の体内への吸収を避けるため、未乾燥の塗装面には触れないでください。触れた場合は直ちに石鹸で洗ってください。
乾燥後は手などが触れても安全上問題ありません。

キシラデコールに使用されています木材防虫剤、木材防腐・防カビ剤は蒸気圧が低く、さらにこれらの薬剤は木材に浸透し、樹脂により固着されていることから、空気中に揮散する可能性は低いと考えられます。

キシラデコールには、シックハウス症候群(シックビル症候群)の原因といわれておりますホルムアルデヒドや、厚生労働省の検討会によりこれまで室内濃度の指針値が策定された揮発性化学物質(トルエン、キシレン、クロルピリホス、パラジクロロベンゼン、スチレン、フタル酸ジ-n-ブチル、エチルベンゼン、テトラデカン、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル、ダイアジノン、アセトアルデヒド、フェノブカルブ)は使用しておりません。但し、原料由来でキシラデコールにはキシレンが微量(1.0%未満)ながら含有されております。

キシラデコールには、有機リン系成分やクレオソート油は使用しておりません。

キシラデコールの安全性データ

急性経口毒性(ラット) LD50 >2000mg/kg (※)
急性経皮毒性(ラット) LD50 >2000mg/kg (※)
眼刺激性(ウサギ) 重篤な損傷性および刺激性作用は持たない
皮膚刺激性(ウサギ) 刺激性を有し、腐食性は持たない
皮膚感作性(モルモット) 無し(ビューラー法)

※動物愛護の観点から最近は急性経口・急性経皮毒性とも最大2000㎎/㎏までの試験となっています。
毒物および劇物取締法では、経口は300mg/kg、経皮は1000mg/kgを超える場合は毒劇物に非該当です。

キシラデコールの成分

樹脂成分 アルキド樹脂
顔料 酸化鉄、酸化チタンなど
但し#101カラレスは顔料を含みません
石油系溶剤 脂肪族石油ナフサ、芳香族石油ナフサ
有効成分 木材防虫剤
木材防腐・防カビ剤

キシラデコールの環境への影響

  • 大気汚染について

    キシラデコールには、大気汚染防止法 施行令第10条の特定物質に該当する成分を使用しておりません。また、悪臭防止法 施行令第1条の特定悪臭物質に該当する成分も使用しておりません。

  • 水質汚濁について

    水質汚濁防止法 施行令第2条で規制されているカドミウム、鉛、六価クロム、砒素、水銀などの重金属は、キシラデコールの成分として使用しておりません。

  • 環境ホルモン*について

    環境ホルモン問題は現在世界的なレベルで取り組まれている課題です。
    本件の行政の対応については今しばらく時間がかかると思われます。

    環境省から公表されている内分泌撹乱作用の疑いのある化学物質のリスト(環境ホルモン戦略計画SPEED'98, 2000年11月改訂版)にはキシラデコールの成分は含まれておりません。

    *外因性内分泌撹乱化学物質

  • 魚毒性について

    キシラデコールの魚毒性はGHS分類の急性(区分3)、慢性(区分1)となっております。水生生物の保護や環境汚染の防止から、キシラデコールや刷毛・容器の洗浄液は土壌や河川などに廃棄しないでください。

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